ケアマネージャーが知っておきたい高齢者と薬と副作用ナビ

薬に関する基本用語

一包化(いっぽうか)

 

服用する時点(食前、食後など薬を飲むタイミング)の異なる薬を飲んでいる場合や、
服薬する時点が同じでも複数の薬を飲んでいる場合で、同じ服用時点(朝・昼・夜など)ごとに、
一つの袋に入れて飲み忘れや誤りを無くす方法を「一包化」といいます。

 

服用に関する理解力が落ちている患者さん型衣装になります。

 

包装シートのままでは、種類や服用時点が複雑で間違えにくいですが、
一包化することによって整理ができるというメリットがあるのですが、
患者さん自身が何の薬を飲んでいるのかを考えなくなってしまったり、
飲み安ければよいという気持ちになってしまうこともあります。

 

薬によっては、光や湿気に弱いものもあり、シートから出して一包化できないものもあります。
一包み化したいときいは、薬剤師に相談することが必要です。

 

口腔内崩壊錠(こうくうないほうかいじょう)

 

口腔内崩壊錠(こうくうないほうかいじょう)とは、
唾液によって口の中ですぐに溶けるように工夫されている医薬品です。

 

錠剤を飲みにくい方には、とても有効な医薬品です。

 

医薬品の名称の後に「OD」や「D」などの記号が付いています。

 

初期の頃の口腔内崩壊錠は、溶けやすくするために錠剤が大きめに作られていましたtが、
製剤技術の進歩によって、現在では普通の薬と大きさの変わらない製品も増えています。

 

ですが、全ての医薬品に口腔内崩壊錠があるわけではありません。
口腔内崩壊錠を選択できない場合もあります。

 

コンブライアンス

 

企業などが法律やルールを遵守するという意味で使われる言葉が「コンブライアンス」です。

 

服薬に関しては、医師に指示されたとおりに薬を飲めていると「コンブライアンスが良い」、
医師が指示したとおりに薬が飲めていなければ「コンブライアンスが悪い」などと表現します。

 

似た言葉に「アドヒアランス」という言葉があります。

 

アドヒアランスとは、患者さん自らが治療方針の決定に参加し、
その決定に従って治療を受けるという意味で用いる言葉です。

 

ジェネリック(ジェネリック医薬品)

 

ジェネリック医薬品は、近年日本の医療業界で話題になっています。

 

ジェネリックとは、後発医薬品のことで、
新しく開発された医薬品(先発医薬品)の特許が切れた後、
別の製薬会社が先発品と同じ有効成分で作る薬のことです。

 

多大な開発費がかかる先発品に比べると、後発品は、低価格で生産することができます。
ですから、患者さんに提供される値段も安く済みます。

 

ジェネリック医薬品を希望する場合は、薬局で薬剤師に相談をすると、
価格差も含め詳細な説明をしてもらうことができます。

 

徐放剤(じょほうざい)

 

徐放剤は、飲んだ後、胃や腸の中でゆっくり溶けて、
少しずつ有効成分が吸収されるように特殊な工夫がされている医薬品です。

 

喘息の治療に使われるテオフィリンなどの成分は、
急速に吸収されてしまうと血液中の濃度が高くなりすぎ、副作用が現れてしまうので、
徐放の技術を取り入れます。

 

このような技術がされている薬は、飲みにくいからといって自己判断でつぶすのは危険です。
つぶさないと飲み込むことができない場合は、
自己判断でつぶすなどはせず、薬剤師に相談してください。

 

パッチ剤

 

パッチ剤とは、薄いシール状になった外用剤です。
口の中や舌、皮膚の炎症部などに貼り付けて使用します。

 

シールの中には有効成分が含まれているので、
皮膚から少しずつ吸収されて効果を発揮します。

 

近年は製剤技術が進歩し、色々な効果を持つパッチ剤が開発されています。

 

例えば、認知症の治療薬にもパッチ剤があります。

 

パッチ剤は飲まなくても良いので、服薬拒否がある患者さんや、
嚥下障害がある患者さんなどにも有効です。

 

また、万が一副作用が発生した場合も、パッチ剤を剥がすだけで吸収をとめることができます。

 

このような観点からも、パッチ剤は安心して使うことが出来ます。

 

ブロドラッグ

 

ブロドラッグとは、そのままの形では効果がない医薬品や、効果が弱い医薬品が、
身体の中で代謝を受けることによって効果がある医薬品に、効果が強い医薬品に変化する薬です。

 

はじめから効果の強い形で服用すると、胃や腸からの吸収がよくなかったり、
副作用の危険性が強い場合、味や臭いに問題がある場合などに
ブロドラッグが効果的です。

 

インフルエンザ治療薬であるオセタミビル(タミフル)などがブロドラッグの例です。

 

薬袋(やくたい)

 

患者さんに薬を渡す際に入れる袋のことを「薬袋」といいます。

 

薬袋には、その薬を調合した薬局名や薬剤師の名前、調剤した年月日、連絡先などが記載され、
その他にも薬局の営業時間や休日夜間などの緊急連絡先などが記載されているものもあります。

 

薬の問題に気がついたときや、薬に関して相談したい時には、
まず薬袋に書かれている薬局や薬剤師に連絡をしましょう。